東京電機大学 千住キャンパスのご紹介(2012.4.23日経産業新聞より)
東京電機大学が創立地の千代田区を離れ、足立区に新キャンパスを開いた。総投資額は600億円超、キャンパスを移る学生数は約5000人に及ぶ。移転で産学連携や地域交流の活動を強化するほか、IT(情報技術)関連など学生の教育環境を整備する。
同大は20日、足立区の「千住キャンパス」で開設記念式典を開催した。式典には大学や地元自治体の関係者など約350人が参加した。
加藤 康太郎 理事長は「10年後には理工系の私大としてトップランナーを目指す」と語った。
新キャンパスは敷地面積が26,200㎡(旧キャンパスの2.5倍)、建物は1号館から4号館まであり、延べ床面積は69,200㎡(旧キャンパスの20%増)
新キャンパスではIT関連設備を充実した。建物内にはラウンジなどに約100台のデジタルサイネージ(電子看板)を設け、開講情報や学内向けニュースなどを配信。教室の入口にも小型電子プレートを合計70枚設置してスケジュールを表示する。また、学生証をかざすと自分の履修状況などを確認出来る端末も約20台配備した。
移転を機に産学連携を進める。新キャンパス開業に先立ち、昨年12月には近隣にその拠点となる施設「アネックス(別館)」を開設。
14のインキュベーション(企業支援)オフィスなどを備え、入居する起業家を支援する。